南会津郡下郷町にある江戸時代の町並みを今に残す宿場「大内宿」。
「下野街道」と呼ばれた会津と日光を結ぶ街道の両脇には、
茅葺き屋根の民家が並び、江戸へ向かう大名や旅人の宿駅として重要な役割を果たしていたそうです。
30軒以上の茅葺き屋根の民家が並ぶ様子は極めて珍しく、年間約80万人の観光客が訪れ賑わいを見せています。
大内宿の代表的なグルメといえば「ねぎそば」が有名で、
大内宿のある下郷町を含む南会津エリアは良質なそばの産地として知られています。
そして、もうひとつのおすすめが下郷町や南会津町に伝わる郷土料理「しんごろう」。
炊いたご飯を半つきにし、丸めて割りばしや竹ぐしなどに差します。
甘じょっぱく味付けしたじゅうねん味噌を塗り、炭火でじっくりと炙ります。
その昔は、お正月に神様に備えるお餅を買うことができなかった新五郎さんが、
ご飯とじゅうねん味噌で作ったと言われているのがしんごろう焼です。
私は、もともと南会津出身で、ばーちゃんが良く焼いてくれたのが印象的で
とてもおいしい思い出があります。
是非皆さんも一度は食べてみてください。